睡眠不足は、日中の身体機能に大きな影響を及ぼします。もし睡眠が少なすぎて集中力が落ちていると、車の運転や職場でなんらかの機械を操作することが危険になります。反射神経は鈍くなり、身体の協調は崩れ、突然の変化に対する反応が遅れて、怪我をしたりさせたりする結果を招く可能性があります。
翌日に運転をする予定があれば、睡眠時間は7時間以上とりましょう。睡眠時間が短かいと、十分睡眠がとれている場合と比較して、事故率が11.5倍以上にも跳ね上がることがあります。
これは米幹線道路交通安全局(NHTSA)が公表している飲酒運転が引き起こす交通事故のリスクと、ほぼ同じ程度になります。
事故を起こしたドライバーの前日の睡眠時間を調査して分類したところ、下の図のようになりました。
睡眠時間 | 事故発生率 |
---|---|
4時間未満 | 11.5倍 |
4~5時間 | 4.3倍 |
5~6時間 | 1.9倍 |