睡眠不足が、体に及ぼす弊害として深刻なのは『ナチュラルキラー細胞』が激減してしまうことです。ナチュラルキラー細胞というのは、【身体に害を与える危険因子を見つけ出し排除することが主な役目の免疫システム】です。『ナチュラルキラー細胞』は、がん細胞などの表面に穴をあけ、毒素を消す効果のあるタンパク質を入れてくれます。
ここで、カリフォルニア大学のマイケル・アーウィン博士の実験を書きます。
健康な男性を対象に、8時間たっぷり寝た時のナチュラル細胞と4時間しか寝なかった時のナチュラル細胞を比べると後者は７０％も少なくなったのです。
(参考：マシュー・ウォーカー著 睡眠こそ最強の解決策である）
また、ヨーロッパで2万5,000人を対象に実施された研究から、睡眠が6時間以下の人は、7時間以上の人に比べ、がんにかかる確率が40％上昇するという結果が報告されました。
(参考：マシュー・ウォーカー著 睡眠こそ最強の解決策である）
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