徹夜をした翌日は、頭がボーっとしていて、うまく頭が働いてくれません。
睡眠不足は、脳の働きに大きな影響を与えます。睡眠不足では、物忘れしやすくなります。
このような研究がアメリカで有りました。
120人の高校生を対象に睡眠時間と成績の良し悪しの関係を調べてみると、最も成績が良かったのは、約7時間半の睡眠をとっている生徒たちだったのです。しかも、その中でも就寝時刻が夜10時半頃と早めにベッドに入っている生徒達でした。
逆に、睡眠時間を削ってまで、夜中に勉強をしてもつらいだけでなく効率が非常に悪いことが分かったのです。
これらの弊害は、若い高校生たちに限ったことではありません。
仕事上の記憶力や判断力を高めて、良い結果を得るためには、睡眠を十分にとることが欠かせないのです。
それでは、私達が睡眠不足で物忘れしていると感じる時、睡眠が少ないと脳の中では、何が起きているのでしょうか。
これは、マウスに行った実験です。
マウスを4つのグループに分けました。
一つ目は、安眠グループ
二つ目は、やや安眠妨害グループ
三つめは、さらに睡眠不足グループ
四つ目は、慢性的に睡眠不足のグループ
です。
脳の中には、アストロサイトというシナプスの残骸などを処理する細胞があります。
睡眠が不足しているマウスほど、このアストロサイトが活発化しています。つまり、睡眠が少なくなるほど、壊れたシナプスの残骸が脳の中に満ち満ちてしまうということなのです。
起きている時間が長くなるほど、脳の活動時に生産される副産物も増えてしまいます。
その分子を処理するためにアストロサイトが頑張りすぎて、シナプスのとげとげまで処理してしまうことが多々起きてしまいます。引用：睡眠不足で仕事すると「アタマが悪い人」になる(ダイヤモンドオンライン)
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